素材の種類による選定
打 刻 レーザー ドット けがき エンボス 電解腐食 彫 刻 軟 鉄 ◎・箔 ◎ ◎ ◎ ○薄 ◎ ◎ 硬 鉄 × ◎ ◎ ◎ × ◎ ◎ アルミ・銅 ◎・箔 ○ ◎ ◎ ○薄 ○ ◎ 超 硬 × ◎ △ △ × ◎ △ 紙 ◎・箔 △ ○ △ ◎薄 × × プラスチック ◎・箔 ○ ◎ ◎ ○薄 × ◎ レトルト ◎・箔 ○ ○ × ◎薄 × × ビニール ◎・箔 △ △ × ○薄 × × 革・合皮 ◎・箔 ◎ △ △ △薄 × △
打刻式は高硬度の材質には不向きであるが、ほとんどの材質に適しており、箔押し(着色刻印)も可能である。レーザー式は、レーザー光によって材質を焼いて刻印するので、材質によっては焦げたり、非鉄金属(アルミ・銅)などでは白っぽい刻印となり見えにくくなってしまう。これは金属系ワークにおいて電解腐食式にもいえることである。高硬度の材質においては、レーザー・電解腐食・彫刻・けがきの順番で有効である。
ビニール・レトルト・革製品等には、打刻式が型押し・箔押し共に有効であるが、レトルトにおいては、箔やインクの成分が食品衛生上の問題となり箔押し等は不向きとされ、打刻式やエンボス式の型押しが向いていると言える。
アルミ材へのレーザー刻印例 |
ステンレス材へのレーザー刻印例 |
アルミ材へのけがき式刻印例 |
軟鉄材へのドット式刻印例 |