刻印機が使用される製造工程の条件も考慮するしておかなければなりません。
その際に考慮するべきポイントは、- 1、現場環境への対応
- 2、サイクルタイム(ラインの仕様にあったスピード)
- 3、よりコンパクトなビルトインしやすい刻印ユニット
が重要となります。
現場の環境・雰囲気による選定
クリーンルーム等での使用では打刻式・レーザー式・ドット式が切粉などの排出もなく有利である。レーザー式においては、ワークをレーザーにて焼いて刻印するために、多少の煙を排出します。打 刻 | レーザー | ドット | けがき | エンボス | 電解腐食 | 彫 刻 | |
クリーン性 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | × | × |
廃棄物等 | 無し | 煙 | 無し | 金属粉 | 無し | 処理液 | 切粉 |
サイクルタイムによる選定
ここでは、刻印装置の生産ラインへの導入においてのサイクルタイムでの優位性をまとめました。ここでのポイントは、一文字の刻印スピードが重要になってきます。レーザー式、打刻式がサイクルタイムも早いですが、ドット式もドット密度を荒くすれば早くなります。電解腐食式は2液性の処理を行うのでライン対応には不向きといえます。
打 刻 | レーザー | ドット | けがき | エンボス | 電解腐食 | 彫 刻 | |
刻印速さ | ◎ | ◎ | ○ | △ | ○ | × | × |
速さ順 | 2位 | 1位 | 4位 | 5位 | 2位 | 7位 | 6位 |
ライン対応による選定
打 刻 | レーザー | ドット | けがき | エンボス | 電解腐食 | 彫 刻 | FA対応性 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | × | ○ |